今回は、滑りが悪い27桁×5玉のそろばんの滑りを滑らかにする修理を行っていきます。
トモエそろばんが提供するスベリ粉を使用し、滑りを滑らかにしていきます。
概要
修理の難しさ(初級〜中級〜上級)や平均修理時間、修理ガイドを作成した著者の情報がわかります。

修理の難しさ
平均修理手順
作成者

全ての商品が自分で修理できる未来の実現を目指しています。
必要な物
修理に必要な道具・工具リストです。詳細をクリックすると製品の最新価格やお届け可能日、レビューがわかります。
修理手順
ステップ毎に修理手順が写真と文章でわかります。写真をクリックすると写真が入れ替わります。
ステップ1.滑りが悪い玉を調べる(原因も把握する)


最初に、滑りづらいそろばんの玉を特定しましょう。そろばんを上下逆さまに傾けると動かない玉が見つかりやすいです。
そろばんのスベリが悪い原因
・玉の内部にゴミが溜まっている
・竹芯に汚れが付いている
このようにして滑りづらい玉と、滑らない原因をまずは理解しましょう。
ステップ2.玉を360°回転させたり上下に動かす



そろばんの玉が動きづらい原因の1つに、玉の内部に埃といったゴミが溜まっている場合が多いです。2枚目の写真のような小さな埃が固まって詰まっているのです。
そのため、まずは玉を360°回転させたり上下に動かし、内部の固まったゴミを取り出しましょう。
実際にやってみた感想として、特に道具を使わずに、玉を何度も回転させたり移動させるだけでも滑りの効果があったと実感しました。
ステップ3.竹芯を紙やすりで磨く





そろばんの竹芯を紙やすりで研磨することで、玉の滑りが滑らかになることもあります。
ホームセンターで100円前後で買えます。今回は120番の紙やすりを使いました。
全く滑らない場合は荒い紙やすり(例、80番)、若干の滑りが気になる場合は細かい紙やすり(例、400番)といった滑りづらさに合わせて紙やすりを選ぶようにしましょう。
ステップ4.スベリ粉を振りかけ玉を上下移動や回転させる





スベリ粉を滑りづらい玉に振りかけましょう。振り掛けた後は、玉を上下移動や回転させましょう。今回は手を汚したくなかったため、ティッシュにスベリ粉をつけて作業しました。
そろばんの下が汚れるので新聞紙やチラシなど敷いた方が掃除が簡単です。
ステップ5.玉の滑りやすさを確認



そろばんの玉を上にずらし、少しずつ傾けて、滑りづらかった球が最初に落ちればOKです。
もし最初に落ちてこなければ、玉の滑りやすさが悪いので、スベリ粉を再度振り掛け、玉を上下移動や回転させましょう。
滑りが良くなれば、勢いよく玉を回転させるとクルクルと回ります。
ステップ6.滑り粉や玉や竹芯についていたゴミを片付ける


最後に、下に落ちたスベリ粉や、玉や竹芯に付いていたゴミを片付けましょう。今回はティッシュを使ったのもありますが、想像以上にゴミが落ちます。
捨てる時にゴミが舞いやすいので注意しましょう。
注意点
自分で修理をするうえで注意するべき点が分かります。
スベリ粉を使う前にそろばんの下に紙を敷くこと
滑り粉をそろばんに振りかけると、そろばんの下に落ちます。落ちなくても滑り粉をそろばんの玉に馴染ませるために回転させるときに、滑り粉が下に落ちます。何もしかないと掃除が大変になるので、必ず紙を敷きましょう。
強い力で作業しない
滑りを良くするために、あまりにも強い力で玉を移動させたり回転させると、竹芯が折れてしまったり、傷ついてしまい、余計に動きが悪くなる可能性があります。優しい力で作業するようにしましょう。
よくある質問
自分で修理する時によくある質問と回答が分かります。クリックすると回答が表示されます。
スベリ粉の原料は?人体に影響ない?
スベリ粉の代替品は?小麦粉でもいい?
口コミ・評価
修理ガイドの口コミ一覧です。ログイン後、誰でも口コミを書くことができます。実態にそぐわないレビューについては削除されます。
あなたの修理ノウハウが
地球を救います。
電池交換、服のほつれの手直し、家具の修理など
あなたのちょっとした修理ノウハウが誰かの助けとなります。
誰でも修理ガイドを投稿でき、お金(1ポイント=1円)を稼ぎながら地球を救えます。